それはまだ小生が小学校に上がる前の事だった
小生には5歳年上の兄様がおり
その日も兄様は友達を家に呼び何やら準備をしていた
小生「兄様一体何を・・・?」
兄様「ん、今から皆と山に行くんだよ」
山・・・なんと貴族心をくすぐられる言葉であろう
男なら誰しもが山に憧れを抱く、目の前に立ちはだかる山々を征服したいと思う心
それは男が女性に対し抱く想いと同じ!
すなわち山=女性

山を極めずして女性を極めようなどとまさに愚の骨頂!!!
小生は焦っていた、このまま山童貞のままでいいのかと・・・
来たるべき小学校生活においてうまく婦女子達と接するにはやはり山を制しておかねばと
とは言え小生はまだ幼稚園児、一人で山に登ることなどまだまだ不可能
そんな事が出来る園児は世紀末リーダーぐらいのもの

そう今こそまさに好機!!!
小学校入学のレクリエーションで年長者に手を引っ張られながらの初登山など小生の汚点
小生「しょ、小生も行くぅぅぅぅぅぅうううう!!!」
かくして兄様たち+小生と言う奇妙な構図で近くの山へと遊びに行く事に
目的の場所は山頂にあるアスレチック場
小さい体の小生にはかなりの距離があったが
険しい山道を登る小生のその姿に見る者は萌を感じられずにはいられなかったであろう
何とかアスレチック場に到着し、我を忘れて遊ぶ一同
この程度ではしゃぎ回るとは年上と言ってもしょせんはガキ
小生はもっと優雅に楽しむとしよう
お城のような大きさのアスレチックの頂上から辺りを見渡す
眼下に広がる町並みや水平線
周りの時間が止まっていた
小生「んービューティフォー!これぞ貴族の嗜みってヤツ?
ってあっちに滑り台があるじゃないか!ヒャッホーイ」(しょせんガキ
夢中で遊びまわる、一体どれだけの時間が経ったのだろうか・・・
どうやら時間が止まっていたのは小生の方だった
さっきと変わらない風景・・・
しかし、何かがたりない・・・
そして時は動き出す!!!
あれ・・・お兄ちゃんたちは?
まさか・・・ありえないよね?
はいっ置き去りにされました!

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